新時代のカリオロジー
- もも歯科ブログ
今日、「新時代のカリオロジー(むし歯学) Dr.Naoto推しのアイテム2021」のwebセミナーを受講しました。講師は伊藤デンタルクリニックの伊藤直人先生でした。
昔はむし歯になったら抜くのが基本でしたが、100年程前からむし歯をとって治療する。さらに60年程前からなるべく削らないで様子をみるに変化してきたと仰っていました。
また、むし歯の原因と言えば前はミュータンス菌による感染が原因とされていましたが、今は多因子性であるとも仰っていました。歯の表面に作られるバイオフィルム(微生物の集合体)だったり、フッ化物(フッ素)の使用具合だったり、糖分の摂取頻度だったり、酸の摂取頻度だったり(スポーツドリンクは甘酸っぱいですよね)、ドライマウスだったり(唾液はお口の環境にとても大切です)と色んな因子が原因になってきます。
むし歯を治すだけではまたなってしまうので、患者さんごとに原因を探し出し、行動変容してもらう事へと繋げていきましょうとのことでした。生活を見直す事は大切ですね。
後半では、伊藤先生の半生やクリニックで使用している機械も説明してくれました。むし歯学を学んでいるのは患者さんの為であり、日々勉強する事を楽しんでいるように私は感じました。見習いたいです。
歯科衛生士 畑